シンガポール発のゲーミングチェアブランド、Secretlab。
最新モデル「Secretlab TITAN Evo 2022」は、前作OMEGAとTITAN 2020を統合。
3サイズ展開でより日本人向けのチェアとなりました。
Secretlab TITAN Evoを購入するメリットとして、自分に最適な座り心地と姿勢を得られることです。
- コールドキュアフォームの適度な硬さの座面
- 背もたれ内蔵ランバーサポートによる骨盤保持
- 前傾姿勢が得られるリクライニング機構
- ホールド感のよいヘッドレスト
私も、記事の執筆・FPSゲームにSecretlab TITAN Evo 2022を愛用しています。
まず、使っていて感じるのが、身体との一体感(ホールド感)です。
好みの姿勢に合わせて緻密に調整できるので、長時間のゲームプレイもきわめて集中できます。
自分の持っている本来の肘・腕の可動域がしっかり使えるので、激しいマウス操作をしてもブレくいんですね。
ロッキングのロック機能により、後傾姿勢でまったりくつろげる点も気に入っているポイント。
高品質なアームレストのスイッチは金属製で、指先に硬質で上品なタッチを伝えてくれます。
Secretlab TITAN Evo 2022の価格は74,500円からと、決してリーズナブルとはいえません。
たた、Secretlab TITAN Evo 2022は「いいものを持っているな」という、非常に高い所有感・満足感を味わせてくれる数少ないゲーミングチェアなのは間違いないでしょう。
今回は、長期にわたって使ってみた、Secretlab TITAN Evo 2022の良かった点・気になった点を、腰痛持ちチェアマニアの視点からレビューしていきます。
この記事はSecretlab(シークレットラボ)様より製品をご提供いただき、作成しています。
SecretlabのTitan Evo 2022の特徴
- 2種類から選べる表皮
- 細かな調整機能
- 洗練美を極めたデザイン
- 各パーツの高級感
- 最長5年間の保証
シークレットラボとは
Secretlab(シークレットラボ)は、プロゲーマーのIan AngとAlaric Chooにより2014年に設立された、シンガポールに本社を置くゲーミングチェアブランドです。
日本ではまだ馴染みが浅いイメージがありがちですが、米国、カナダ、ヨーロッパを中心に50カ国以上で100万台以上の販売実績を持っています。
Tech in Asia – Connecting Asia’s startup ecosystem
Secretlabが他のブランドと大きく違うのは、創設者自身がプロゲーマーという点でしょう。
同社の理念は最高級の素材を使用と、デザイン・機能性に妥協なくこだわったチェアを設計し、ゲーミングチェア業界を一新するというもの。
高機能で使い心地のよさが好評になり、VALORANTの世界大会 「VCT Masters」でも利用される実績をもつ、実力派のゲーミングチェアとして有名です。
製品の改良においても、多数の現役プロゲーマーから定期的にフィードバックを得て、継続的に製品の改善に活かしています。
スペック
推奨身長/ 耐荷重 | Sサイズ ≤169cm / 90kg |
Rサイズ 170 – 189cm / 100kg | |
XLサイズ 181-205cm/180kg | |
シート生地 | NEO ハイブリッドレザーレット (PUレザー) |
SoftWeave Plus ファブリック (ファブリック) | |
リクライニング 角度 | 85-165° |
キャスター | PUコーティング |
梱包サイズ | Sサイズ 83.5cm(D)x71cm(W)x38cm(H) |
Rサイズ 85cm(D)x72cm(W) x38cm(H) | |
XLサイズ 88cm(D)x78cm(W)x38cm(H) | |
製品重量 | Sサイズ 33.5kg |
Rサイズ 34.5kg | |
XLサイズ 37.5kg | |
保証 | 最大5年 |
価格 | 74,500円~ |
Secretlab TITAN Evo 2022は身長や体型に合わせて選べる3サイズ展開です。
調整機能は全サイズ共通。
違いとしては、座面・背もたれのサイズが異なること。
Sサイズ・Rサイズは全長が短い油圧シリンダーを採用し、足つき性向上のためを図っています。
デザイン・カラーの豊富さ
Secretlab TITAN Evo 2022のデザイン・カラーは非常に豊富です。
また、「LoL」・「OW2」「マインクラフト」などのコラボデザインが充実しており、自分の好みや部屋の雰囲気に合わせて選べます。
2種類から選べる表皮
Secretlab TITAN Evo 2022の表皮はPUレザー・ファブリックから選択できます。
NEO ハイブリッドレザーレット
Secretlab TITAN Evo 2022に使用しているPUレザーは、「Secretlab NEO ハイブリッドレザーレット」を使用。
非常にソフトでしなやかな触り心地となっています。
合成皮革とはいえ、高級車でも使用されている、ナッパレザーにきわめて近い質感。
耐久性については、摩耗強さ試験(JIS L 1096)のひとつである、マーチンデール摩耗試験において、長時間にわたる発汗を再現後、最大300万回の試験を行っています。
通常のPUと比較して12倍の耐久性をもっているのが特長です。
いつまでもキレイな状態で使えるのはいいね!
SoftWeave Plus ファブリック
TITAN Evo 2022のファブリック生地には「SoftWeave Plusファブリック」を使用しています。
ファブリック生地の特長は通気性もよく、ソフトな肌ざわりです。
SoftWeave Plusファブリックの特長
- 高い通気性とやわらかさ
- 伸縮性の向上
- 縫い目強度を向上
従来のファブリック生地と比較して3.5倍の強度があるので、何年にもわたって購入したてのきれいな状態が維持されるわけです。
組み立て方
組み立ては約30分~40分ほどあれば大丈夫です。
1人でも十分作業可能ですが、重量物ですので2人作業を推奨します。
下記リンクでは詳しく組み立てを解説しています。
洗練美を極めたデザイン
Secretlab TITAN Evoの特長は無駄のない洗練美を極めたデザインになっています。
一般的なゲーミングチェアと大きく異なる点は、ランバーサポートシステムを背もたれに内蔵している点です。
クッション式ランバーサポートを固定するストラップがないために、チェアそのもののデザインが楽しめるようになっています。
背もたれのデザインは厚みを活かした形状になっており、サイドからの印象も非常に剛性感あふれるもの。
背もたれを持った時に感じる背もたれ内部のフレームの存在感がなくチープさを感じないところはいいですね。
ショルダー部分の厚さは8cm。
クッションのボリューム感もあり、力強さを感じます。
Secretlab TITAN Evoの背もたれは、フラットな造形で面を活かしたデザインです。
ヘッドレスト部分と肩の部分にエッジがあり、陰影が生まれることで単調になりやすい背もたれのデザインに立体感を加えています。
安価なゲーミングチェアにありがちな、生地の遊びはいっさいありません。
Secretlab TITAN Evoは背もたれ下部に偽造防止のICタグが搭載されています。
NFC搭載のスマートフォンを近づけると、ICタグ情報を読み取り、シリアルナンバーが表示されます。
徹底した品質管理と流通管理が行われています。
刺しゅうは非常にハイクオリティーな仕上がりで、指で触るとしっかり盛り上がったものになっています。
刺しゅうの中心に向けて糸の密度をあげることで立体感をだせるというわけです。
先進的機能で抜群の座り心地
私は今までに自分にとって最高の座り心地を求め、今まで8脚のゲーミングチェアを購入しています。
- クッションの硬さ
- リクライニング角度
- ランバーサポートの大きさ
- ヘッドレストの形状
- アームレストの調整範囲
チェアに求めるものは人それぞれで異なるの。
どのゲーミングチェアが優れているかは、一概にはいえません。
Secretlab TITAN Evoが他ブランドのゲーミングチェアと異なる点があります。
それは、個々の理想とする着座姿勢が容易に手に入ること。
着座姿勢が大切な理由としては下記の3点です。
- 集中力の維持
- 身体の負担軽減
- 反応速度・思考能力の維持
創業者自身がプロゲーマーという点で、ゲーミングチェアの製品作りにもプロゲーマーの経験が多く活かされています。
とくにFPSゲームは、瞬時の判断力と正確なエイムが求められるものです。
適切な着座姿勢で得られるメリットとして、身体の負担を減らし、血流を維持できること。
思考や意識、記憶などの認知機能を効率的に維持できるため、極度の緊張下においても、常にベストパフォーマンスを維持できるというわけです。
Secretlabの先進的な機能性
- コールドキュアフォーム
- 内蔵式ランバーサポートシステム
- リクライニング
- ロッキング
- マグネット式ヘッドレスト
- フルメタル4Dアームレスト
下記で詳しく説明します。
コールドキュアフォーム
Secretlab TITAN Evoに座ってまず感じたのが座面の適度な硬さです。
座り心地については人それぞれ好みがあるものです。
コールドキュアフォームは、硬い座り心地・やわらかい座り心地が好みの人にとっても、ちょうどよいクッション性。
オフィスチェアや格安ゲーミングチェアにありがちな、クッションの底づき感はなく、均等に圧力分散を行っているとわかります。
コールドキュアフォームの特長
- 圧力分散による血流の維持
- 骨盤を適切にサポート
Secretlab TITAN Evoの座り心地として一番近いのは、メルセデス・BMWなど欧州車のスポーツシートに近いもの。
200km/hを超える速度域の運転も、疲労感が少なく運転集中力が維持できるのは、血流維持と骨盤のサポートができるためです。
ゲーミングチェアにおいても同様です。
私はFPSゲームや記事の執筆で毎日4〜5時間は着座します。
長時間の着座でも疲労感が少なく、日々のQOLを向上できる点において、大きなアドバンテージになると感じました。
内蔵式ランバーサポートシステム
Secretlab TITAN Evoのランバーサポートは、ストラップ固定式でなく背もたれ内蔵タイプです。
Secretlab独自技術の、【4-way L-ADAPT ランバーサポートシステム】が搭載されています。
写真でみると張り出し量は控えめに見えるものの、調整してみるとしっかりしたサポートが得られるのを実感できます。
張り出し量の調整は背もたれ右のダイヤルで行います。
背もたれ左のダイヤルでランバーサポートの高さを調整です。
ダイヤルを回す方向にランバーサポートが移動ため、直感で簡単に操作できる点がいいですね。
ランバーサポートがズレ落ちていたなんてことがなく、適切な位置に適切な張り出し量をキープできるのがメリットです。
リクライニング
Secretlab TITAN Evoは最大165度のリクライニングが可能となっています。
AKRacingの180度には少し及ばないものの、休憩するには十分なリクライニング角度といえます。
他のゲーミングチェアと異なる点として、Secretlab TITAN Evoは「前方リクライニング」が設定されています。
ゲーミングチェアに座ってリクライニング角度を調整するときに、「もう1ノッチ分だけ前に倒れたらいいのに」と、感じたことはありませんか?
Secretlab TITAN Evoの前方リクライニングにより、前傾姿勢時に骨盤・背骨をしっかりと背もたれに密着します。
前方へのリクライニングによる前傾姿勢のホールド性は、AKRacing・GTRACINGよりもリードしている印象。
リクライニング角度はどうしても後方角度に目がいきがちです。
細かな点にまで気配りがしてある部分は、創設者のプロゲーマー視点と感じる部分といえます。
ロッキング
座面の左下部にあるレバーを操作することで、チェアのロッキングを行います。
背もたれの角度を寝かしている状態でロッキングを行うと、チェアがゆりかごのように揺れて心地よい。
ロッキング角度は任意の角度でロックが可能です。
背もたれのリクライニング角度が起きている状態でロッキングを行うことで、好みの角度で後傾姿勢が得られます。
つまり、ロッキング機能を使えば、1台のゲーミングチェアで前傾姿勢も後傾姿勢もOKということ。
Secretlab TITAN Evoは、好みの座り方にも対応してくれるので、チェアの使い方の幅を広げてくれるといえます。
マグネット式ヘッドレスト
ヘッドレストについては、Secretlab独自のマグネット式メモリーフォームヘッドピローが採用されています。
マグネット式メモリーフォームヘッドピローの特長
- 着座中にズレにくい
- 肌ざわり非常に気持ちがいい
- 冷却ジェルシート内蔵で蒸れにくい
ストラップのヘッドレストは使用中のズレが気になるもの。
Secretlab TITAN Evoのヘッドレストは磁石を内蔵してあるので、ストラップがなくても強力に固定できる点がメリットといえます。
ヘッドレストの上限 | ヘッドレストの下限 |
取り付け位置についても、調整幅が大きく設定してあるので、個々の体形に合わせて使用できます。
ベロア生地で首への当たりはやさしくうえ、冷却ジェルが内蔵してあるので程よくヒンヤリ。
少し汗ばむ季節でも快適にゲームに集中できます。
フルメタル4Dアームレスト
アームレストは高級ゲーミングチェアではおなじみの4Dアームレストです。
高さ・前後・幅・角度が自分好みに調整可能になっています。
高さ調整
アームレスト高さは6ノッチで6cmの範囲内で調整可能です。
前後調整
前後調整は5ノッチで3.5cmです。
左右調整
幅の調整は3ノッチで1.8cm動かせます。
角度調整
外向き | センター | 内向き |
アームレストの幅は約10cm。
腕をしっかり預けられる大きさです。
素材はポリウレタンで、肘をついても痛くならないのがいいですね。
各パーツの高級感
Secretlab TITAN Evoを手に入れた人だけが得られるメリットとして、非常に高い所有感を得られることです。
ブラックメッキが施されたアームレスト・アルミ合金素材のレッグフレームなど、チープに感じる部分は一切なく、全くスキがない印象。
表皮
Secretlab TITAN Evo Ashの表皮に使用されている素材は 、Secretlab NEO ハイブリッドレザーレットを使用しています。
わかりやすく書くと合成皮革ですね。
Secretlab NEO ハイブリッドレザーレットの特長
- ナッパレザー(本革)に近い質感
- 水分・汚れに強い
- 通常PUの12倍の耐久性
一番最初に感じたのが表皮のクオリティーです。
表皮のシボ(皺)が非常に細かく、重厚感があるため、肌触りが非常に滑らかな点。
NEOハイブリッド レザーレット | ナッパレザー |
写真は本革のナッパレザーとの比較です。
見かけだけでなく、指先に感じる革の硬さ(張力)が忠実に再現されており、極めて本革のナッパレザーに近い素材だと感じました。
PUレザーを長く使っていると悩むのが表皮の剥がれ。
お気に入りで大事に使っているのに、座面がボロボロというのは合成皮革ではつきものです。
表皮がボロボロになるのは加水分解反応が原因といわれています。
加水分解反応とは?
- 素材内の化学結合が水分と反応して劣化する現象です。合成皮革の強度が低下し、剥がれやひび割れが生じます。
PU素材は空気中の水分と反応するため、加水分解反応は避けられず、いずれは劣化してしまうものです。
長くきれいな状態でチェアを使うコツは劣化しにくい素材を選ぶこと。
Secretlab NEO™ ハイブリッドレザーレットは、中間フォーム層を除去し、ベース層を特別な3D構造の超微細ポリエステル繊維で構成。
表皮の構造改善により、強度・曲げ性・耐摩耗性が向上し、従来のPUレザー比12倍の耐久性を実現しています。
各部スイッチの感触
アームレスト レール部 | アームレスト 調整ノブ |
Secretlab TITAN Evoでまず目につくのが、見た目の美しさ。
アームレストレール部・調整ノブ周りはブラックメッキが施されています。
深みのある黒い光沢があり、非常にモダンでスタイリッシュな印象です。
アームレストの上下操作一つひとつに「カチッ」として、金属ならではの重厚感があるんですね。
操作感すべてが上質で完璧に調律されており、見た目だけでなく指先からも高級感を感じられるのが所有感を強く感じる部分です。
高さ調整レバー・ロッキングレバーは手を伸ばした位置に適切な位置とレバー角度に設計。
操作時に無理な体勢をすることは皆無です。
エルゴノミクス設計に沿った設計であり、微調整がしやすいのはレバー操作をして感じた部分です。
レッグアーム
Secretlab TITAN Evoはレッグフレームの素材はアルミ合金製。
デザインはフラットかつ直線的な形状で、余計な装飾がないぶんシンプルに仕上がっていますので、どのような雰囲気の部屋にも合わせやすいといえます。
質感についても、プラスチック製のレッグフレームと一線を画すマテリアル感とともに、アルミニウム合金ならではの軽さが生きています。
キャスターは大き目のPUキャスターを採用することで、スムーズかつ静かにフローリングの上を動かせます。
キャスター表面がソフトで床を傷つけにくいのはメリットです。
カーペットの上では抵抗が生じて、やや重く感じるものの、さほど気にならないと思います。
すべての機能部分について最長5年間の保証
Secretlab TITAN Evoの保証期間は最長5年(損耗又は材料の経年劣化は除く)。
下記のソーシャルメディアに新しいチェアの写真をハッシュタグ「#secretlab」を付けて投稿するだけで、3年から5年に延長可能です。
利用可能なソーシャルメディアの種類
- YouTube
- Twitchなど
投稿が公開に設定されていることを確認してね
保証期間を3年から5年に延長する手順
SNS慣れている人はいつも通りに。
初めての人も思い切ってかっこいい写真を取って投稿すると、世界中のSecretlab ユーザーとシェアできるので楽しいですよ。
ソーシャルメディアに投稿後は忘れずに延長申請フォームに入力して申請してくださいね。
足つき性
Secretlab TITAN Evo サイズ | 推奨身長 |
---|---|
Sサイズ | ~ 169cm |
Rサイズ | 170 ~ 189cm |
XLサイズ | 181 ~ 205cm |
足つき性についてテストしてみました。
「身長によっては大きすぎる」
単一サイズモデルにありがちな悩みも身長に合わせて3サイズ展開をすることにより、ネガの解消につなげています。
とはいえ、身長によっては足置きがあると安心です。
下記に身長による足つき性の違いを検証してみました。
身長164cmの足つき性
最も低いシート高 | 最も高いシート高 |
座面を一番下に下げた状態で、深く座るとかかとはわずかに浮いていています。
座面を一番下に下げた状態であっても、アームレストをデスクと平行にでき、ラクな姿勢は取りやすいです。
フットレストを用意すればまったく問題ないといえます。
身長154cmの足つき性
最も低いシート高 | 最も高いシート高 |
かかとが8cmほど浮いています。
ただ、154cmだとほとんどのゲーミングチェアで足が届きにくいので、Secretlab TITAN Evo特有の問題ではないといえます。
理想を言えば、天板の高さを50cmから調整可能なデスクにして、足置きを併用すると間違いないですね。
寝心地(リクライニング角度)
リクライニング角度については165度と休憩してリラックスするのには十分と感じます。
リクライニングの操作時のがたつきは一切なく、細かいノッチ数で17段階のリクライニングが可能です。
クッションの硬さはやや硬めですが、背もたれ・座面の接触部に余計な圧力を感じないのはクッション自体の圧力分散がしっかりしている証拠。
AKRacing Pro-X Vのような、ふかふかのクッションを好む人も多いでしょう。
クッションの硬さについては個人の好みによるものがあると思います。
リクライニング時に枕として使うヘッドレストが合わないと感じたことはありませんか?
首の形状が合わなかったり、クッションが硬かったりすると首に違和感を感じてしまうもの。
Secretlab TITAN Evoのヘッドレストは、オーダーメイド枕のように首にしっかりフィットしてくれます。
- ヘッドレストの首のカーブに沿う形状
- 低反発クッションのやわらかさ
- ベロア生地の肌ざわり
マグネット固定のため一回合わせるとズレにくいため、何度も再調整する煩わしさもないのはストレスを感じなくていいですね。
冷却ジェルで首が蒸れにくい
Secretlab TITAN Evoの気になる点
Secretlab TITAN Evoの気になる部分としては、ネックピローが洗濯不可な点です。
肌に直接触れる部分である、ベロア生地のネックピローカバーは、取り外しが不可能となっています。
クッションが水を吸ってしまうと、水分が乾きにくいため水洗いは禁止となっています(メーカーに確認済み)。
Secretlab TITAN Evoのネックピローのお手入れ方法
- 普段のお手入れは乾いたマイクロファイバークロスで拭き取る
- 汚れが気になった場合には、布用のクリーナーを使用する
ファブリック生地のお手入れについては、他ゲーミングチェアブランドのファブリックシートでも同様ですので、Secretlab TITAN Evo特有の欠点ではないといえます。
海外向けにはネックピロー単体で購入可能ですので、日本でも取扱いスタートするのを強く期待しています。
Secretlabのよくある質問
- Secretlab TITAN Evo S、R、XLサイズの違いは何ですか?
-
サイズによって、背もたれの大きさ・座面の長さが異なります。SとRサイズでは、より短いシリンダーを採用しており、多くの人が足を地面につけて人間工学的な姿勢をとりやすくするために設計されています。
Secretlab TITAN Evo (Sサイズ)
推奨身長:≤169cm
推奨される体重:約90kg以下
最大重量:130kgSecretlab TITAN Evo (Rサイズ)
推奨身長:170~189cm
推奨される体重:約100kg以下
最大重量:130kgSecretlab TITAN Evo (XLサイズ)
推奨身長:181~205cm
推奨される体重:約80kg~180kg
最大重量:180kg - 購入前に商品を見ることはできますか?
-
チェアを実際に体験していただける場所の確保に取り組み中です。場所が決まり次第、お問い合わせページで案内があるとのことです。
- 購入した商品に問題があった場合はどうすればいいですか?
-
万が一、破損、不良品、欠品などがあれば、Secretlabのお問い合わせフォームに、破損箇所の写真と注文番号を記入の上、連絡してください。
- Secretlab TITAN Evo の磁石は、電子機器に干渉しますか?
-
Secretlab TITAN Evoのヘッドピロー、アームレストトップ、サイドカバーに使用されているネオジム磁石は、安全性と干渉について広範囲にテストされています。スマートウォッチやワイヤレス充電器などの電子機器に干渉しないようになっています。
また、ヘッドピローとサイドカバーは、通常、電子機器が置かれる場所から安全な距離に設置されています。アームレストカバーのマグネットについては、PU層で厚くカバーされているのでスマートウォッチ等に影響はありません。
Secretlabはどこで買える?
Secretlab TITAN EvoはAmazonにて購入可能です。
セールも行われているため、気になる方はAmazonにて価格をチェックしてみてくださいね。
まとめ
Secretlab TITAN Evoは、ゲーミングチェアの中でも卓越した品質と設計により、プロゲーマの間でも評価されています。
スタイリッシュなデザインやさまざまなコラボモデルがあるので、ユーザーの好みに合わせて選択可能です。
今回、Secretlab TITAN Evoを使ってみた感想として強く感じた部分は、自分に最適な座り心地と姿勢を得られること。
Secretlab TITAN Evoとくに気に入った部分
- 骨盤をしっかり支えるランバーサポート
- 前傾姿勢が得られるリクライニング
- ホールド感のよいヘッドレスト
ゲーム・PC作業で長時間ベストパフォーマンスを維持ができるように設計されており、ゲーミングチェアの本質を極めたモデルといっても過言ではないといえます。
価格は74,500円と決して安くはありません。
しかし、ゲーマーが求めるすべての機能や、各パーツの高級感で得られる所有感を考えると、安く感じてしまいました。
ユーザーの期待をはるかに超える完成度を備えたゲーミングチェアというべきでしょう。
初めてのゲーミングチェアを購入する人も、今のゲーミングチェアに不満を感じている人も、座ってみれば納得できるはずです。
Secretlabは高品質なゲーミングチェアを求めるすべてのユーザーにとって、最適な選択肢と言えるでしょう。