長時間のゲームや勉強は、基本的に座ったままで行うため、身体に負担をかけ、疲れを感じることがよくあります。
チェアに座った時に足が床についていないことはありませんか?
肩や腰が凝りやすいと感じた場合はチェアの足つき性を考えてみるタイミングです。
こんな悩みを持つ人にオススメの記事です
- 肩こり・腰痛に悩んでいる人
- 下半身の冷え・むくみがつらい人
- チェアに座った時に床に足が届いていない人
- 長時間の着座がつらい人
肩や腰が凝りやすい原因のひとつとして、チェアに座った時に足が床にしっかりとついていないことによる、姿勢の乱れがあげられます。
着座時の姿勢の非常に大切です。
なぜならば、姿勢の乱れや体の冷えは慢性的な身体の不調につながってしまい、ゲームや学習での大幅な集中力の低下につながるため。
集中力を保ち、常にベストパフォーマンスを発揮するためには、正しい姿勢がポイントになるんですね。
スポーツでも姿勢が大切と同じだね
当記事は足がつかない問題の解決方法として足置き台の必要性について解説し、オススメの足置き台も紹介します。
最後まで読んでいただけると幸いです。
床に足がつかないとどうなる?
床に足がついていない状態で長時間座っていると、身体にさまざまな問題を引き起こします。
下記で詳しく説明します。
1. 腰への負担増加
わかりやすく説明できるようにアームレストを取り外して撮影しています
床に足がつかない状態では、体重が適切に分散されません。
着座時間が長いほど腰痛がひどくなるのは、体のバランスを保つために腰に力が入り、筋肉疲労や筋肉緊張が生じるためです。
2. 姿勢の悪化
わかりやすく説明できるようにアームレストを取り外して撮影しています
足が床に届かない状態では、体のバランスが崩れ、猫背や側弯症などの姿勢の悪化につながることがあります。
姿勢が悪くなると、肩こりや首の痛みなどの問題も引き起こす可能性があります。
3. 冷えやむくみの原因
わかりやすく説明できるようにアームレストを取り外して撮影しています
足が床につかない状態では、下半身の血行が悪くなり、冷えやむくみが発生しやすくなります。
理由としては、太ももを圧迫してスムーズな血行が妨げられるためです。
これらの症状は、長時間の座り作業による不快感や疲労を増加させることがあります。
チェアの正しい高さとは
チェアの高さは、アームレストの上端がデスクと同じ高さに調整できるのが理想です。
チェアのアームレストに自分の腕を置いてキーボード入力やマウス操作ができると、肩や手首への負担が軽減され、長時間の作業も快適にこなせます。
身長164cmの私も実際にデスクとアームレストを合わせると、見事に足が床につかなくなりました。
チェアの高さを下げてしまうと、アームレストが活かせず肩や腰に負担がかかりがちになります。
床に足がつかない時の対策
着座時に足が床につかない時の対策として、2点ほどあります。
下記で詳しく説明します。
1. デスクを低いものにする
一般的に販売されているデスクのほとんどは高さ70cm前後になっており、身長が170cmの人に最適な高さに設定されています。
年齢 | 男性(cm) | 女性(cm) |
20~25歳 | 171.1 | 157.5 |
25~29歳 | 171.8 | 157.9 |
30~39歳 | 171.5 | 158.2 |
40~49歳 | 171.5 | 158.1 |
50~59歳 | 169.9 | 156.9 |
60~69歳 | 167.4 | 154.0 |
70歳以上 | 163.1 | 149.4 |
平均 | 169.5 | 156 |
表からもわかるとおり、身長170cmは20歳男性の平均身長に近いものなんですね。
女性であれば、常にデスクの高さが気になっている人も多いはずです。
164cmの私が、正しい着座姿勢をとると足がどれだけつかないか検証してみました。
アームレストの高さをデスクに合わせると、かかと4~5cm分は浮いてしまいますね。
対策として、調整機能つきのデスクを使用することがあげられます。
天板を50cmの高さから調整可能のモデルもありますので、予算が許せるようであれば、デスクの買い替えが間違いないといえます。
2. 足置きを使用する
足置き(フットレスト)は、デスクとチェアが適切な位置に調整された際に、足が床に届かない身長差を補ってくれるものです。
商品により異なるものの、足置き(フットレスト)の平均的な高さは、約10cm~15cmです。
足置きを使用するメリットとしては、圧倒的にリーズナブルでコスパが良い点。
また、形状や素材もさまざまあるので選ぶのが楽しいところです。
プラスチック製の足置き
プラスチック製の足置きはスリッパを履いたまま使用するのに最適です。
プラスチック製の足置きのメリット
- ヘタることはないので長い期間使える
- 高さを調整できるタイプもある
- 丸洗いできるので衛生的
プラスチック製足置きのメリットは、気軽に丸洗いできて常に清潔に保てる点。
床はどうしてもホコリが溜まりやすいため、気軽に水で丸洗いできるのは精神衛生上でも優れている点といえるでしょう。
プラスチック製の足置きのデメリット
- サイズが大きくなりがち
- 素足では肌ざわりが気になる人も
サイズはわりと大きいので足の置き場には困りません。
ただ、あまり手前に置くとチェアの足と干渉してしまう可能性がある点だけは注意ですね。
低反発クッションの足置き
低反発クッションの足置きはクッション性の良さ・肌触りがよいで素足(靴下)で過ごしたい人にオススメです。
低反発クッションの足置きのメリット
- 低反発クッションの足あたりがよい
- 熱を蓄えやすく足裏が暖かく保てる
- 足枕としても使える
足裏のあたりが非常にやわらかく心地よいので、リラックス効果もバツグン。
夏場は蒸れるイメージがあったものの、エアコンが効いた部屋では足元が冷えやすいので、夏場でも重宝します。
洗濯はカバーのみ洗濯可能なので、気軽に洗濯できるのは便利だと感じました。
低反発クッションの足置きのデメリット
- 基本的に高さ調整ができない
- クッションは液体汚れに弱い
- ねこの爪とぎ道具になる可能性アリ
低反発クッションの足置きは基本的に高さ調整ができません(一部可能なモデルも有)。
購入する際は形状・高さを確認して、足りない身長分を補ってくれるか確認すると安心です。
注意する点として、ネコの格好の爪とぎ道具になってしまう点ですね(ネコによる)。
足置きを使うメリット
足置き(フットレスト)を使用するメリットは3つあります。
詳しく説明します。
1. 姿勢の改善
足置き台を使うことで、背骨の自然なS字カーブを維持しやすくなり、猫背や側弯症の予防に役立ちます。
また、足が適切にサポートされることで、腰への負担が軽くなり腰痛の予防や改善につながります。
2. 下半身の冷え・むくみの予防
長時間の座り作業で足が適切な位置にないと、血液やリンパ液の循環が悪くなり、冷えやむくみの原因につながります。
足置き台を使うメリットは膝の高さを適切に保つことで、太もも裏への体重分散が可能となり、血行が改善されやすいこと。
3. リラックス効果
足を適切な位置に保つことで、体のバランスが整い、肩や首の筋肉の緊張が緩和されます。これによりリラックス感が期待できます。
足置きの表皮がファブリック生地だと、足裏の感触のあたりがとてもやわらかくて気持ちいいです。
足置き台の注意点
- 座面と足置き台の高さを適切に調整し、自分に合った位置で使用する
- 足置き台の安定性を確認し、滑りや転倒のリスクがないことを確認する
- 定期的に足置き台を清掃し、衛生的な状態を保つこと
足置き台を購入する前に、正しい位置で着座したときにどれだけ足りないか前もって確認しましょう。
正しい着座位置とは
- チェアに深く座る
- アームレストとデスクを同じ高さにする
- 肘を90°に曲げるともっとも負担が少ない位置
正しい位置で座ることで、背筋が適度に伸び、肩や腕の負担が非常に少ないのが実感できるはずです。
その位置でどれだけの高さの足置きが必要か計測しておくと、足置きのサイズが足りなくて失敗するリスクを減らせます。
足置き台は床に置くものなので、ホコリ・汚れもつきやすいもの。
定期的な清掃を行えば、きれいな状態で長く使えるといえます。
足置き台のよくある質問
- 足置き台の適切な高さはどのくらいですか?
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適切な足置き台の高さは、膝が約90度に曲がり、足が自然に地面に着く位置にあることが理想的です。高さ調整可能な足置き台を選ぶことで、個々人の身長や脚の長さに合わせて調整することができます。
- 足置き台の材質はどれが良いですか?
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足置き台の材質は、使用目的や好みによって異なります。一般的には、プラスチック、木材、フォームなどがあります。耐久性やメンテナンスのしやすさ、見た目や触感によって選択肢が変わります。
- 足置き台はどのようにして選ぶべきですか?
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足置き台を選ぶときのポイントは4つあります。
- 高さ調整機能・・個々人の身長や脚の長さに合わせて調整できるものが理想的です。
- 材質と機能性:・・使用目的や好みに合った材質や機能性(滑り止めやマッサージ効果など)を選びます。
- 安定性・・床にしっかりと固定され、ズレにくい安定した足置き台を選ぶことが重要です。
- サイズ・・デスクの下に収まるサイズで、足が十分に乗ることができるものを選びます。
まとめ
長時間のゲームや勉強で疲れやすく、肩や腰が凝りやすいと感じた場合はチェアの足つき性を考えてみるタイミングです。
もし足が床についていない場合や、チェアに浅く座っていれば身体に負担がかかっている状態といえるでしょう。
その時は、手軽かつリーズナブルに購入できる足置きを使ってみるのがオススメといえます。
足置き台選びでは、高さ調整機能・安定性・サイズに注目しましょう。
身長や脚の長さに合わせて高さ調整できるものを選ぶと安心といえます。
私は、毎日ゲームやパソコン作業を連続で3~4時間行います。
以前は、慢性的な腰痛に悩まされていましたが、足置きを使いはじめてからは長時間の作業もラクに感じるようになりました。
わずかなコストで効果は大きかったと感じます。
適切な足置き台を選ぶことで、快適な作業環境が整いますよ。