こんにちは!
寝室シアターが大好きなりくぴいです。@rikupii_gadget
今回はBenQから発売されているモバイルプロジェクター、GV11・GV30・GV31の比較を行います。

温かみのあるデザインがオシャレですよね。
丸いカタチは独特の機構をもっており「片手でクルっ」とするだけで、135°の回転が可能になっています。
壁・天井投影がしやすく、プロジェクターのセッティングが必要ないのがモデル共通のよさといえるもの。
BenQ GV11・GV30・GV31の違いといえば、おもに画質と機能性です。
しかしながら、モデル間で性能が似ている部分もあり、購入する方のほとんどはどのモデルを買うかで迷うと思います。
- 「自分に適したモデルが分からない!」
- 「色々なレビュー記事読んだけど結局どれがいいの?」
- 「もう考えるのに疲れた…」
という人も当記事を読めば、スッキリ解決です。
私はBenQ GV11・GV30・GV31をすべて所有して、毎日さまざまな部屋で使っています。
毎日使っているからこそわかる「選び方のポイント」も紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
当記事はGV11をベンキュージャパン様から商品提供いただき作成しています。GV30・GV31は筆者が購入したものを使用しています。
BenQ GVシリーズの比較
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BenQ GVシリーズの比較は上記5つで行いました。
BenQ(ベンキュー)とは
BenQ(ベンキュー)は、1984年に設立された台湾を拠点とする電気製品メーカーです。
「Bringing Enjoyment and Quality to Life」を企業ビジョンとして掲げている通り、同社の商品には最新のテクノロジーとライフスタイルを結びつけるユニークな製品が多いです。
日本市場においては、ベンキュージャパン株式会社がプロジェクターと液晶ディスプレイの販売を軸に事業を展開しています。
2001年にBenQブランドでの商品販売を開始して以来、液晶ディスプレイ累計200万台・プロジェクター累計10万台の販売実績があります。
比較表
モデル | GV11 | GV30 | GV31 |
---|---|---|---|
特徴 | エントリーモデル | スタンダードモデル | ハイエンドモデル |
サイズ | 113.5 x 153.3 x 140mm | 120 x 196 x 185 mm | 131.3 x 203.2 x 191.4 mm |
重量 | 約970g | 約1,600g | 約1,700g |
明るさ | 200 ANSIルーメン | 300 ANSIルーメン | 300 ANSIルーメン |
解像度 | FWVGA (854×480) | (1,280×720) | HD (1,920×1,080) | フルHD
ピント調整 | 手動 | 自動 | 自動 |
スピーカー | 5W x1 | 8W(ウーファー) 合計16W | 4Wx28W(ウーファー) 合計16W | 4Wx2
端子 | ・HDMI ・USB-A | ・USB-C (PD入力) | ・HDMI・USB-A ・USB-C (PD入力) | ・HDMI
Andorid TV | ○ | ○ | Netflix対応 | ○
最長駆動時間 (動画/音楽) | 2.5時間/4時間 | 2.5時間/4時間 | 3時間/5時間 |
キャリングケース | ○ | ○ | × |
価格 (実勢価格) | 49,800円 | 79,800円 | 99,800円 |
GV11 製品ページ | GV30 製品ページ | GV31 製品ページ |
各モデルを表で比較してみましょう。
スペック表でみると細かい違いはあるものの、BenQ GV11・GV30・GV31の違いはおもに以下のとおりです。
- サイズ
- 画質
- 音質
- 機能性(Netflix正式対応か否か)
これではイマイチ分かりにくいですよね。
もっとカンタンに図に示してみましょう。

BenQ GVシリーズはスマホを例にすると「iPhone」と似た商品ラインナップです。
- ハイスペックなiPhone Pro Max
- コスパと性能が高バランスなiPhone無印
- 軽い・コンパクト・コスパ最高なiPhone SE
iPhone SEであっても、iPhone自体の使いやすさはiPhone Pro Maxと同等な点は好感がもてますよね。
同じようにBenQ GV11・GV30・GV31の共通点として、モバイルプロジェクターとしての基本性能が高いということです。
あとは自分の求める画質・音質・機能性・予算などを考慮して選ぶのがムダのない選び方だといえます。
1. サイズ感の比較

BenQ GVシリーズを横から見てみるとGV11がもっとも小さいです。
GV30・GV31については同等の大きさとなっています。

厚みはGV30がもっともスリムですね。
GV11は小さいながらも厚みはGV31とほぼ同じくらいです。

重量についてはGV11の985gがもっとも軽く、GV31がもっとも重い1,831gでした。
コンパクトさ・重量の軽さは持ち運びやすさにつながるものです。
設置性・携帯性のよさ
GV11 > GV30 > GV31
サイズはGV11がもっともコンパクトかつ、軽量なモデルになります。

理由としては、スピーカーの仕様が異なることです。
GV11 | 5W×1 スピーカー |
GV30 GV31 | 4W×2 スピーカー + 8Wウーファー 最大出力16Wスピーカー |
スピーカーが増えると音の迫力や臨場感が増すものの、プロジェクターの容量・重量がかさんでしまうため。
持ち運ぶことが多い場合には、コンパクトかつ軽量なGV11が有利といえます。
2. 画質の比較

画質のよさ
GV31 > GV30 > GV11
画質については、フルHD画質をもつGV31が優れています。
ポイントは解像度です。

モデル | 解像度 規格 | 解像度 (横×縦) | 画素数 |
GV31 | フルHD | 1,920×1,080 | 2,073,600 |
GV30 | HD | 1,280×720 | 921,600 |
GV11 | FWVGA | 854×480 | 409,920 |
表のとおり、画素数(ドット)が多いほどキメが細かい表現が可能となります。
GV31の画質

GV31は
フルHD画質(1,920×1,080)です。スペックの高さ通り、GV30・GV11と比較すると圧倒的に描写力が高いのが特徴です。
映像にしっかりとした奥行きを感じられるうえ、至近距離でみてもドット感がなく非常にきれい。
映画・ライブコンサートの映像を観たときの没入感は高いと感じました。
GV30の画質

GV30はHD画質(1,280×720)です。
一般的にいう高画質の分類で、ほとんどの人は満足レベルといえるもの。
GV11の画質

GV11はFWVGA画質(854×480)です。
至近距離で観ると、細かい文字や描写では画像の荒さを感じることもあります。
ポイントは1.5mほどの視聴距離をとることで画像の荒さを気にせず快適に動画を観れます。
ドラマ・アニメ・YouTubeなどをカジュアルに楽しむには十分な画質といえるでしょう。
3. 映像の明るさの比較
日中・明るい照明下

カーテンを閉めた部屋

夜・暗い部屋

映像の明るさ
GV31 = GV30 > GV11
結論からいうと明るさについては、どのモデルにおいても照明の下・昼間の明るい環境下での視聴は向いていません。
モデル | 明るさ |
GV31 GV30 | 300 ANSIルーメン |
GV11 | 200 ANSIルーメン |
どのメーカーでも同様、コンパクトなモバイルプロジェクターではサイズの制約で、光量の大きいランプが搭載できないためです。
昼間などはカーテンを閉めて、部屋を薄暗くすれば快適に動画を視聴できますね。
真っ暗な環境においては輝度がしっかり出ており、据え置き機と遜色ない明るさと感じました。

プロジェクターの投影ポイントは、投影面に直接光が当たらないようにすることです。
こうすることで、室内が明るくても快適に動画を視聴できます。
4. 音質の比較
イヤホン・ヘッドホンで聴くと違いが分かりやすいです
音質のよさはGV30・GV31に軍配があがります。
音質の良さ
GV31 = GV30 > GV11
音質の違いは先述したとおり、各モデルでスピーカーの仕様が異なるためです。
GV11 | 5W×1 スピーカー |
GV30 GV31 | 4W×2 スピーカー 8W ウーファー 合計最大出力16Wスピーカー |
GV31・GV30は、サブウーファー内蔵16Wスピーカーが搭載されています。

スピーカーが出すことのできない、重低音がだせるのがサブウーファーのメリット。
音の立体感も高く、空気の振動が肌で感じれるので、コンテンツへの没入感が非常に高くなります(聞き比べると全然違う)。
GV11はコンパクトさを優先した5Wスピーカーですが、音の厚み自体はしっかり。
安いスピーカーにありがちなペラペラな音質ではなく、音にこだわりがある人でも納得できる音質といえます。
5. 機能性の比較

GV31 > GV30 > GV11
機能性の評価の基準としては以下のとおりです。
- Netflixに正式対応しているか
- オートフォーカス・垂直台形補正
- リモコンの使い勝手
動画コンテンツ

モデル | 発売日 | Android TV OS バージョン |
GV30 | 2021年10月12日 | Android TV 9.0 |
GV11 | 2022年11月 21日 | Android TV 10.0 |
GV31 | 2023年9月29日 | Android TV 11.0 (Netflix正式対応) |
動画コンテンツで、Netflixを観る機会が多い人はGV31を選びましょう。
GV31は、Netflixに正式対応したAndroidTV 11.0を搭載しています。
Netflixアプリもメニュー内にあり、リモコンで操作できるので操作性が非常に高いです。
GV30・GV11も単体で「Apps Manager」アプリをインストールすればNetflixは観れます。
ただし、Netflixの操作はスマホアプリのみとなります。
スマホアプリ自体の操作性は良好で使いやすいものの、好みは人それぞれで異なるものです。
ピント合わせ
映像のピント合わせについては、GV31・GV30はオートフォーカスです。
投影角度を変えた場合でも、すかさずオートフォーカスしてくれるのでラクですね。
GV11は本体横にあるダイヤルでの手動ピント合わせとなります。
縦台形補正
縦台形補正については、BenQ GVシリーズ全モデル「自動縦台形補正」に対応しています。
壁・天井に投影した時に、適切な角度に調整してくれるため、常に視聴しやすいのがメリット。
リモコン
GV31はハイエンドモデルらしくボタンが光る仕様です。

暗い場所でもボタンが押しやすいほか、GV11・GV30より使いやすいボタンレイアウトになっているのが特徴。
BenQ GVシリーズの選び方

さまざまな検証をしたので、表にまとめてみました。
くわしくは以下で説明します。
BenQ GV31がオススメな人
- 画質・音質にもこだわりたい
- 動画はNetflix派
- スクリーンで映画を観たい
- 買い物で後悔したくない
上記に当てはまる人は、迷わずGV31を選んでください。
理由としては、解像度がフルHDかつNetflix正式対応のAndroidTV 11.0を搭載しているため。
壁紙でも十分にきれいな映像を楽しめるうえ、スクリーンに投影すると別格の映像力を味わえます。
また、サブウーファー内蔵16Wスピーカーを搭載しているのもポイント。
キメの細かい画質と包み込むような音質で、映画・ライブコンサートへの没入感はダントツの高さ。
Netflixもデフォルトでメニュー内にあるので、付属のリモコンでサクサク操作できるのも非常に使いやすいです。
価格は多少高いものの、GV31は完成度も高く、まったく不満がないレベルになっています。
BenQ GV30がオススメな人
- きれいな画像を楽しみたい
- しっかりした音質がいい
- 価格は抑えたい
- 何事もほどほどが大事だと思っている
GV30は性能と価格のバランスが高いのが特徴で、いわゆる「欲張りモデル」。
画質はHD画質で普段使うには十分満足できるもの。
壁紙投影のほかスクリーンを取り付けて本格的なシアターを味わいたい人にも向いているといえます。
また、GV31と同様のサブウーファー内蔵16Wスピーカーを搭載しているのも嬉しいポイントです。
上記の性能に加えて、価格も79,800円と比較的リーズナブル。
ういたお金でスクリーンを購入するのもアリですね。
BenQ GV11がオススメな人
- どこにでも持っていきたい
- ドラマ・アニメ・YouTubeをよく観る
- コスパ最優先
- まずはプロジェクターを使ってみたい
コンパクトさとコスパのよさを求めるあなたにはGV11が間違いなくオススメです。
シンプルな機能により、GV31・GV30より圧倒的にコンパクト。
つまり、気軽にどこでも本格的なシアター空間を楽しめるんです。
- いつもの旅行
- いつもの出張
- いつもの友達の家
- いつものキャンプ
GV11があれば、「いつも」の事が「非日常」に変えられます。
AndroidTVによるさまざま動画コンテンツも楽しめるので、エントリーモデルにありがちな「機能不足感・使い勝手の不満」は感じません。
画質はほどほどながらも、49,800円というリーズナブルな価格で大画面をしっかり満喫できるのがGV11のメリット。
保証について
BenQ GVシリーズの保証期間は1年です。
(光源ランプの保証期間は、購入日から起算して満3ヵ月又は500時間使用のいずれか一方に達するまで)
サポートを受けるには、購入したモデル名を記載して、以下3点の写真をメールに添付してください。
製品保証書 | クイックスタートガイドと梱包されておりユーザー登録ハガキと対になっています |
購入証明書 | 購入日、購入店、型番の記載がある書類例)レシートや領収書、納品書、購入明細書など |
シリアル番号 | 台座の底面のラベル内に記載シリアル番号(S/N~、※13桁前後) |
迅速に対応してもらえるので、万が一のときも安心です。
まとめ
プロジェクターだけでなく家電を買う時は、商品比較が非常に大切です。
自分に合ったものを選ばないと
- 「こんなに細かい機能使い切れない」
- 「思ってたよりも使いづらい」
- 「画質が物足りない」
といった事に繋がります。
BenQ GVシリーズの特徴は、オシャレなデザインと、135°回転による天井投影のしやすさです。
あとは自分の求める画質・音質だったり、ライフスタイルに合わせて選ぶのがムダのない購入のポイントです。
それでも選ぶのに迷ったら、さきほどのiPhoneの例えを思い出してくださいね。
- 仕事の疲れを映画で癒したい
- 寝転びながらシアターを楽しみたい
- 子育ての合間に息抜きしたい
- ホームパーティーを盛り上げたい
- 出張先のホテルでもリラックスしたい
BenQ 天井シアタープロジェクターGVシリーズのある生活は、いつもの生活の質をグッと高めてくれますよ!


