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こんにちは。
りくぴいです。@rikupii_gadget
今回レビューする商品はAnker 735 Charger (GaNPrime 65W)。
Anker商品は純正品と同等の品質で安価という良さをもちつつも、最近では独自の新技術をつぎつぎと打ち出しています。
最近発売されたモデルには製品名に3ケタの番号を付しており、性能やコンセプトで明確に差別化。
7シリーズの特徴である最新技術を惜しみなく詰め込んだモデルが、Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)になります。
その核となる新技術が「GaNPrime」。
発熱量が多い高出力充電器は内部に放熱スペースや放熱板を設ける必要があり、サイズ・重量ともに大きくなるのが問題でした。
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)は、電源ICにGaN (窒化ガリウム)採用し、発熱量を抑えることに成功。
放熱スペース・放熱板を不要にすることで、一般的な67Wの充電器と比較して約55%の小型化を実現しています。
3ポート合計65Wの出力を備えておりノートパソコンはもちろん、スマートフォン・ワイヤレスイヤホンの充電も同時に可能なスペックを備えています。
私も毎日使っています。
デバイスにあわせてポートを選ぶことなく直感で使えて、【気づけばフル充電】なので、ストレスなく使えるのが特長。
価格は7,990円とやや高いものの、家でも外出先でもアクティブにデバイスを使いたい人にはオススメの急速充電器となっています。
今回はAnker 735 Charger (GaNPrime 65W)を長期間使用した私が、使ってみてのメリット・デメリットを多くの写真とともにお伝えしますので、参考にしていただけると幸いです。
メリット | デメリット |
---|---|
コンパクト デバイスにあわせてポートを選ばなくてもよい 3ポート同時充電 高級感のあるデザイン・質感 | スマホの充電だけだとオーバースペック 価格がやや高い ブラックは指紋が目立つ |
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)の特長
最大65W出力で3台同時充電
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)は3つのポートが備えており、最大3台のデバイスを同時に充電可能。
マットな質感のボディーは、ポート部分を金属調の質感にすることで、コンパクトながら立体感を出しており、質感も非常に高いです。
USB PD出力対応で最大出力は65W。
充電ケーブルを3本差してみました。
上部2つがUSB-C。
一番下がUSB-Aになります。
USB-C端子のクリアランスは約1.5mm。
大き目の端子USB-C端子だと干渉する可能性あり。
ポートは前面に設けられているため、ケーブルも差しやすく取り回しもしやすいのがポイント。
ポート合計出力は65Wでノートパソコンの充電にも十分。
USB-Aポート使用時の充電出力
- USB-A単独使用・・・最大22.5W
- USB-C2 + USB-A同時使用・・・合計最大24W
上記パターンのようにUSB-Aポートが絡むと充電出力が抑えられるパターンもあるため注意が必要です。
MacBook1台の充電出力を計測(USB-C1ポート使用時)
MacBook Airで充電出力の測定です。
MacBook Airの充電出力は実測で45.6Wでした。
MacBook AirとiPhone同時充電出力を計測(USB-C1・C2ポート使用時)
続いて外出先でも一番使う組み合わせで計測。
実測値はMacBook Air 31.1W。
iPhone 12は11.7W。
合計出力は42.8W。
MacBook Airについては純正の充電器が30W出力充電なので、十分な出力を確保しているといえます。
MacBookとノートPCの同時充電出力を計測(USB-C1・C2ポート使用時)
MacBook AirとNEC ChromebookでUSB-C2ポートで計測です。
実測値はMacBook Air 30.6W。
NEC Chromebook 31W。
合計出力は61.6Wでした。
MacBookとiPhone12とワイヤレスイヤホンを同時充電出力を計測(3ポート使用時)
外出時に持っていくデバイスを同時充電で出力計測します。
MacBook Air 39.2W | |
iPhone 12 12.7W | |
ワイヤレスイヤホン 1.3W |
ワイヤレスイヤホンは充電容量80%以上を備えており、充電出力自体は低かったものの、3台同時に充電して合計53.2Wの充電出力でした。
ポート間の充電配分は自動
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)は、2つのUSB-Cポートにノートパソコンマークが示してあります。
Dynamic Power Distribution機能でポートごとの上限をなくし、ポート間で自動で出力配分を行うため充電効率が非常に高いのがポイント。
2台のノートパソコンを同時充電して自動配分を検証してみました。
測定を開始して20分後、MacBook Airのバッテリー残量が70%に達したところで出力が30W→24Wに低下。
同じタイミングで、NEC Chromebookの充電出力が31W→38Wに向上していることから、Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)の自動配分によりデバイスに応じた最速の充電が行えているといえます。
気づけばフル充電になっているので、忙しい仕事の合間にもデバイスの充電残量を気にすることなく、心にもゆとりができるのがいいですよね。
ポートの出力を確認してケーブルを差すといった動作がなくなるので、使い勝手のよさも向上しています。
手のひらサイズで持ち運びしやすい
MacBook Airの充電器と比較。
高さが17mm短いため見た目よりコンパクトな印象。
手のひらに収まるサイズ。
カバンにいれても邪魔になりません。
電源ICに次世代半導体素材「GaN」を使用することでより小さく、従来のシリコン半導体と比較して発熱量を抑えています。
1日300万回!バッテリー温度監視でデバイスにも優しい
充電時におけるデバイスのバッテリーの発熱はバッテリーの劣化につながりやすいため、注意が必要です。
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)には1秒間に35回、1日で300万回のバッテリー温度監視機能がついており、キメ細かくバッテリーの温度をモニタリング。
大出力なのに長時間使用してもデバイスへの負担もすくないので、安心して充電できます。
高級感ある本体表面
プラスチック素材の本体は、マットブラックに仕立て上げられた表面。
滑らかな手触りでGaNPrimeのロゴが所有感の高さにつながっています。
ブラックについては指紋がやや目立つので、気になる人は好みによってライトカラーを選ぶのもオススメです。
デメリットは価格がやや高いこと
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)のデメリットは7,990円の価格。
スマートフォンの充電の充電器のみとして使うのであれば、オーバースペックになります。
- 自宅でも外出先でもノートパソコンを使う
- さまざまなデバイスを同時に急速充電したい
- 荷物をコンパクトにまとめたい
上記に当てはまれば、Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)の価格より、メリットの方が優位に感じるといえますね。
スペック
モデル名 | Anker 735 Charger (GaNPrime 65W) |
サイズ | 66 x 38 x 29mm (※プラグ部を除く) |
重量 | 132g |
カラー | ブラック/ホワイト/ゴールド |
出力 | 単ポート利用時 USB-C(最大65W) USB-A(最大22.5W) 2ポート利用時 USB-C (上部) + USB-A(合計最大65W ) USB-C (下部) + USB-A(合計最大24W) 3ポート利用時 (合計最大65W) |
PD充電 | ○ |
3台同時充電 | ○ |
価格 | 7,990円 |
サイズ
前面 | サイド |
プラグ面 | ポート面 |
サイズは66 x 38 x 29mm。
重量は実測で124gでした。
付属品
付属品は取扱説明書のみとなります。
充電ケーブルは付属していないので、デバイスの充電出力にあわせて用意しましょう。
比較
商品 | ポート数 | 出力 | 評価 | サイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W | 3 | 単ポート利用時 USB-C(最大65W) USB-A(最大22.5W) 2ポート利用時 USB-C (上部) + USB-A(合計最大65W ) USB-C (下部) + USB-A(合計最大24W) 3ポート利用時 (合計最大65W) | 7,990円/ 評価4.6 | 66 x 38 x 29mm (※プラグ部を除く) | 132g |
Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod | 3 | 単ポート利用時 USB-C(最大65W) USB-A (最大22.5W) 2ポート利用時 USB-C 45W+20W (合計最大65W) USB-C (上部) + USB-A 40W+22.5W (合計最大62.5W) USB-C (下部) + USB-A 12W+12W (合計最大24W) 3ポート利用時 40W+12W+12W (合計最大64W) | 6,990/ 評価4.5 | 38 x 29 x 66mm (プラグ部を除く) | 130g |
CIO NovaPort TRIO 65 | 3 | 単ポート利用時 USB-C(最大65W) USB-A (最大18W) 2ポート利用時 USB-C (上部) 45W + USB-A 18W(合計最大63W ) USB-C (下部) + USB-A 12W (合計最大15W) 3ポート利用時 USB-1 45W + USB-2・USB-A 15W (合計最大60W) | 6,589円/ 評価4.3 | 59 x 43 x 28mm | 92g |
Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod は最大出力も65Wかつ3ポートを備えておりスペック的にほぼ同じ。
違いとして、Dynamic Power Distributionによる出力の自動配分機能を備えていないので、デバイスにあわせてポートを選ぶ必要があります。
1,000円ほど高いですが、最新技術を惜しみなく詰め込んだ、Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)が使い勝手も、充電効率も高くてオススメです。
品質・保証
保証については24か月の製品保証がついています。
Anker Japan 公式サイト会員に登録すると、保証期間が30か月に自動延長されるので忘れずに行いましょう。
延長保証の対象者・対象商品。
- Anker Japan 公式サイト会員
- 2020年1月1日以降に正規販売店で購入した商品
正規販売店とは?
- Anker Japan公式サイト / Anker Japan 公式アプリ
- Anker Store / Anker Store Select
- Amazon.co.jp / 楽天市場 / PayPay モール / Yahoo! ショッピング / au PAY マーケット
- 一部家電量販店 / その他専門店やバラエティストア等
- auショップ / au Online Shop
延長保証の注意点としては上記2点を満たしている必要があるので注意してください。
延長保証終了後、2か月以内に製品に不具合が生じた場合はカスタマーセンターに連絡すると、Anker Japan 公式サイトおよびAnker Japan 公式アプリで使える、20%OFFクーポンがもらえるのもポイント。(クーポン期限は問い合わせ次月末まで)
またAnker公式サイトではチャットでの問い合わせが可能になっています。(チャット対応は平日9時から17時まで)
製品についてわからないことがあれば気軽に聞けるので購入前も安心ですね。
まとめ
今回はAnker 735 Charger (GaNPrime 65W)をレビューしてきました。
使った印象としては【いつも緒にいたくなるヤツ】です。
7シリーズ最上位モデルとあって、最新の技術を惜しみなく投入されているモデル。
高級感のある外観。
コンパクトなのに充電性能も高められていて急速充電器としての完成度は非常に高いです。
ノートパソコンのA/Cアダプターやスマートフォンの充電器をカバンに詰め込まなくても、Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)ひとつあれば、カバンの中がスッキリするのも気に入っているポイントです。
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)を購入するメリット
- 最大65W出力で3台同時充電
- ポートを選ばなくてOK!充電配分は自動
- 1日300万回!バッテリー温度監視でデバイスにも優しい
- 高級感ある本体表面
- Ankerサポートの手厚さ
外出先でもオフィスでも自宅でもしっかり使えるので、汎用性も高いといえますね。
7,990円という価格は少し高くみえますが、持ち運びもしやすくて、常に複数のデバイスを最速で充電したい方は、Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)が間違いなくオススメです。