【AKRacing Pro-X V2 実機レビュー】最高の座り心地が手に入るゲーミングチェアを徹底解説

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こんにちは!

りくぴいです。@rikupii_gadget

11歳になる小5男子の息子がなぜかバランスボールの上に座ってゲームしています。

バランスボールと息子

彼曰く【体幹トレーニング】だそう。

ゲームやデスクワークをこよなく愛するみなさん。

どのようなチェアを使ってゲームや仕事をされていますか?

今回のレビューはゲーミングチェア界のパイオニアAKRacing Pro-X V2

AKRacing Pro-X V2はエルゴノミクス設計に基づき、快適性と高い質感を高い次元で両立させたAKRacingゲーミングチェアシリーズのハイグレードタイプ。

  • 表皮は高通気性のよいPUレザーを採用
  • 13cmの極厚クッション
  • 身強固なメタルフレームは耐久性も抜群
  • 4Dアームレストで姿勢の安定化
  • 180°フルフラットリクライニング

いわゆる一番イイやつです。

一番イイやつと書きましたが、誰にとっても一番イイやつが最善とは限りません。

人それぞれ好みが違いますので、自分に合ったチェアを探すのは思った以上に大変だったりします。

ゲームや在宅でのワークでは長時間座ることが多いため、座る時間が長くなればなるほど、目の疲れ・腰痛・首のこり・頭痛などの慢性的な疲れが溜まりがち。

体幹を鍛えるのはバランスボールが最適だと思います。

しかし、長時間座るチェアは自分への投資だと思って自分に合うものをしっかりチョイスしていきましょう。

今回は、腰痛持ちチェアマニアの私が3年にわたって使ってみた、AKRacing Pro-X V2の良かった点、そして気になった点をレビューしていきます。


スクロールできます
メリットデメリット
座り心地の良さ
広い座面でくつろげる
ランバーサポートサイズ
180°リクライニング
各部の質感の高さ
友達に自慢できる
PU特有の蒸れ
小柄な人の足つき性
ネコの寝場所になり使えないことが増えた
座り心地がいいのはネコにもわかるようだ


この記事を書いた人
りくぴい(@rikupii_gadget

自動車メーカーエンジニア(25年の経験)

  • 9脚のゲーミングチェアを購入したチェアオタク
  • 30種類以上のゲーミングチェアに試座
  • 腰痛持ち(座り心地にはうるさい)
  • 親子でゲーム大好き


もくじ

AKRacing Pro-X V2はどんな人に向いている?

  • ゲーミングチェアにはゆったり座りたい人
  • ふかふかな座面な好みな人
  • 比較的身長が高めな人
  • ゲーミングチェアでも熟睡したい人


AKRacingとは

AKRacing(エーケーレーシング)は、揚州奥凱カー用品有限公司(扬州奥凯汽车用品有限公司)が展開するゲーミングチェアのブランドです。

もともとはレーシングカートの開発・製造を起源に持ち、欧州・日本の自動車メーカーに高品質な自動車用シートを供給。2005年にチェアブランドを確立し、プロ大会でも使用されるなど、実力はゲーミングチェアカテゴリーでは世界的に有名です。

日本においては、テックウインド株式会社が代理店としてAKRacing商品を取り扱っています。


AKRacing Pro-X V2の概要

AKRacingゲーミングチェアは高いクオリティーと高耐久性は共通で、各モデルごとにサイズや機能性に違いをもたせています。

AKRacing Pro-X V2の特長は以下の2点です。

  • 13cmの座面厚
  • 4Dアームレスト

AKRacing Pro-X V2は、座り心地のよさ・アームレスト調整による快適性を追求したハイエンドモデルとなっています。

モデルPro-X V2
グレイ
ホワイト
オレンジ
レッド
ブルー
椅子の高さ127~134cm
座面幅39cm
座面奥行55cm
座面厚さ13cm
座面高さの調整幅32~39cm
アームレスト高さ28~35cm
背もたれ高さ95cm
荷重制限150kg
正味重量25kg
総重量28kg
箱の寸法88×70×41cm


Pro-X V2のメリット

  • 厚さ13cmの座面厚による『ふかふか』の座り心地
  • 4DアームレストによるPC作業負担の軽減
  • PUレザー素材で掃除がラク
  • 耐久性が高い
  • AKRacingブランド力による所有感の高さ

くわしくは以下で説明します。

厚さ13cmの座面厚による『ふかふか』の座り心地

AKRacing Pro-X V2の座り心地は、まさに『ふかふか』の座り心地。  

座り心地のよさのワケは「13cmの座面クッション」です。

厚みのあるクッションにすることで、着座面の荷重分散に長けています。

深く座っても、しっかりとひざ裏までしっかりと支えてくれる54.5cmという長めの座面も座り心地のよさに貢献。

AKRacing Pro-X V2は、ふかふかの座り心地が好みな人向けといえるでしょう。


4DアームレストによるPC作業負担の軽減

AKRacingシリーズでも4Dアームレストを採用しているのは、Premium・Pro-X V2のみです。

4Dアームレストのメリットは、着座作業の負担軽減。

アームレストの高機能化にともない、価格が高くなるものの、4Dアームレストは前後・角度も自分の肘の置き方に合わせて調整できるため、身体の負担を軽減してくれます。

疲労が少ないと集中力も維持しやすいため、ゲームやPC作業での作業効率の向上につながります。


PUレザー素材で掃除がラク

毎日使うゲーミングチェアは定期的な掃除がかかせません。

  • ホコリ
  • 汚れ
  • 食べかす

汚れをそのままにしておくと不衛生なほか、PUレザーの寿命を縮めてしまいます。

AKRacing Pro-X V2は表皮にPUレザーを使用しています。

日々の清掃は基本的に乾拭きでOKという点はPUレザーならではのメリットです。

飲み物をこぼしてしまった時でも、シートに染み込みにくいので安心ですね。


耐久性が高い

ゲーミングチェアは毎日使うものですから、長い間キレイな状態で使いたいもの。

合成皮革の悩みの一つに、経年劣化による表皮のひび割れ・剥がれがあります。

AKRacing Pro-X V2は高耐久性PUレザーを使用しており、正式な試験機関による、高温多湿環境下で10年相当の耐久性試験に合格。

私は3年ほど、AKRacing Pro-X V2を使用しているものの、いまだに表皮の劣化などはなくキレイな状態を保っています。


AKRacingブランドによる安心感の高さ

ゲーミングチェアに限らず、工業製品はまれに不具合があるものです。

AKRacing は2000年前半のゲーミングチェア黎明期からの定番ブランド。

ゲーミングチェアの商品力の高さはもちろん、アフターサービスもしっかりとしているのが特長です。

万が一、不具合があった場合でも、日本国内に問い合わせ窓口がありしっかりとしたアフターサービスを受けられます。

製品について、購入前に気軽に相談できるのは安心そのものです。

AKRacing代理店 テックウインド公式サイトはコチラ↓↓↓



Pro-X V2のデメリット

AKRacing Pro-X V2は快適性と作業性を兼ね備えた実力派のハイエンドモデルです。

実際に使用して感じたデメリット2つを以下で紹介します。

PU素材特有の蒸れ

PU素材にありがちなデメリットとなるのが「蒸れ」。

AKRacing Pro-X V2も例外ではなく、蒸し暑い場所で使用すると蒸れやすいです。

ただし、AKRacing Pro-X V2特有の蒸れではなくて、PU素材の宿命と感じます。

蒸れを防ぐための対策

  • 夏場であればエアコンを使用して温度・湿度を下げる
  • コットン(綿)素材の衣類を着用する

コットンには、湿度が高い状況では水分を生地内に吸収し、乾燥状況下では水分を放出するという“吸放湿性”に優れた特徴があります。

着心地もよいのでオススメです。

足つき性はやや悪い

AKRacing Pro-X V2は170cm未満の身長だと、足がピッタリと床につきにくいです。

その理由は、AKRacingゲーミングチェアシリーズのなかでも、もっとも厚く長い座面。

チェアに深く座ると、人によっては足がやや前に投げ出されやすいです。

厚みのある座面・長い座面は荷重分散に優れており、長時間にわたり快適に座れる反面、足つき性がやや悪くなっていると感じます。

対策はフットレストを使用すること

正しい着座姿勢がとれるほか、身長によって欲しいゲーミングチェアをあきらめることもなくなるのでオススメです。

フットレストについて詳しく解説しています↓↓↓


Pro-X V2 レビュー

以下では、たくさんの写真をまじえて Pro-X V2 レビューしていきます。

前から見てみる

Pro-X V2を正面から

ゲーミング環境を白く統一したかったので、私はホワイトのカラーを購入しました。

ホワイトやグレイなどのライトカラーから、レッドやブルーなどのビビットな色のラインナップが迷うところ。

座面・背もたれの配色部と脚部のカラーリングが揃えられていて、統一感あるのが印象的。

コスト削減でプラスチック製のレッグフレームを採用するゲーミングチェアが多い中、Pro-X V2については金属製のレッグフレームにシート同色の白で戦闘力も高め。

素材

Pro-X V2の座面表皮

AKRacing Pro-X V2の表皮には高耐久PUを使用。

一般的にいう合成皮革です。

触れた感触として、ありがちなツルツル感は皆無で、しっとりとした感触を肌に残してくれるタイプ。

視覚的、触感的にも質感は高いです。

通気性は合成皮革なのでファブリック生地に比べたら劣ります。

夏場でもエアコンがほどよく効いた部屋ならば気にならないレベルと感じました。

座面

Pro-X V2の座面

座面にはふかふかの高密度ウレタンフォームを使用。

体圧を分散させることにより疲労感の軽減が図られています。

座った瞬間はやわらかいのだけど、体重をかけていくごとに高密度なウレタンがしっかりとおしりを面だけではなく、適度に包んでくれる感じ。

私が使用した感想としては、3,4時間のゲームの連続プレイ程度ではお尻や太ももの後ろ側が痛くなるといったことはなかったです。


Pro-X V2の座面角度

座面はお尻から太ももにかけて高さが上がっています。

後傾タイプのシートですね。

後傾タイプシートのメリット

  • お尻、足裏に加えて太ももで体重をささえるため疲労軽減につながる

PC作業や動画視聴、クラフト系のゲームをまったりプレイする際は疲れがでにくい反面、FPSゲームでは前傾姿勢プレイヤーも多いので、使用環境などによって考えてみてください。

ランバーサポート

Pro-X V2のランバーサポート

AKRacing Pro-X V2のランバーサポートの大きさは大きめでやわらかめのクッション性。

着座時、お尻の位置をシートの一番奥にして座るようにして、ランバーサポートを腰に当てると腰椎をしっかりささえてくれます。

腰椎のS字カーブをサポートして、疲れにくい姿勢をつくるのに役立ちますね。

高さ調整&ロッキング機能

Pro-X V2の高さとロッキング機能

高さ調整&ロッキング機能の調整については座面右下の調整レバーを使用します。

耐久性の高いシリンダーにより自分の身長にあった高さ調整ができます。

ロッキング機能については座面と背もたれを固定したまま、最大12°に傾けられます。

ヘッドレスト

Pro-X V2のヘッドレスト

ヘッドレストもランバーサポート同様にッション性をもたせてあり、首にやわらかくフィット。

好印象なのが首に触れたときの触感。

PUレザーにありがちな少し硬さのある表皮とは違って、スッと肌に馴染む触れ心地が気に入っています。

4Dアジャスタブルアームレスト

Pro-X V2の4Dアジャスタブルアームレスト

AKRacing Pro-X V2の特徴なのが4Dアジャスタブルアームレスト。

高さ・前後・左右を回転による調整が可能になっていて、好みのポジションにアームレストを配置できます。

ノッチ数も適度にあり、より細かな調整が可能。

 高さ調整

4Dアジャスタブルアームレストの高さ調整

高さの調整幅は17cm。ノッチ数は5。

 前後調整

4Dアジャスタブルアームレストの前後調整

前後の調整幅は7cm。ノッチ数は6。


角度調整

外向きセンター内向き
より自分の理想のポジションに設定可能

調整幅は外向き・センター・内向きの3ノッチ。

左右の位置調整は座面下のネジによって行います。


背もたれ

Pro-X V2の背もたれ

背もたれも座面同様、ウレタンと高耐久PUレザーの組み合わせにより、適度なやわらかさとしっかりとしたホールド感が印象的。


Pro-X V2の背もたれロゴ

背もたれ上部にはAKRacingロゴ刺繍。


Pro-X V2のステッチクオリティー

ステッチのクオリティーも高い。

普段、目につきにくい箇所ですが、しっかり作りこんでありますね。

後ろから見てみる

Pro-X V2を後ろから見てみる

AKRacing Pro-X V2の背もたれ背面はいたってシンプルなデザインになっており、ゲーミングデスクにもワークデスクにも似合います。

Pro-X V2のパイピング

背もたれ背面にはシートカラーにと同色のパイピング縫製処理。

ワンポイントあるのでシンプルながらもしっかりと高級感が出せていますね。

脚部

Pro-X V2の脚部

脚部は金属製でシートカラーと同色に塗装されており、見た目の質感と剛性が両立しています。

座っている時は見えない部分ですが、部屋全体を見た時には目につきやすい部分ですからね。

PU製キャスター

Pro-X V2のキャスター

キャスターはポリウレタン製。

ナイロン製のキャスターと比較すると若干やわらかいです。

ワンポイント キャスターの種類

ナイロンキャスターとは

硬く頑丈で安価なのが特徴。硬いがゆえにタイル・コンクリートなどの硬い床面で転がすとキャスターが割れてしまう可能性あり。

ポリウレタンキャスターとは

ナイロンキャスターに比べたら柔らかいのが特徴。タイル・コンクリートでも使用可能。

やわらかいといってもナイロンに比べたらわずかに程度なので、フローリングなどの柔かい床でチェアに乗ってゴリゴリ滑るとキズ入りやすいです。

床のキズを気にされる方はチェアマットで床の保護をして使用されるのをオススメします。

座り心地

Pro-X V2の座り心地

AKRacing Pro-X V2は座面の幅・奥行きにゆとりがあり、ラクにゆったり座れるという特徴があります。

前述した通り、後傾姿勢で体重もお尻だけでなく太ももと脚で体重分散させるので、ピンポイントにお尻が痛くなるといったことは皆無でした。

Pro-X V2の座面高さ
座り心地は折り紙つき

座面の厚さは13cm。

他のAKRacingゲーミングチェアシリーズはすべて10cmとなっているので、AKRacing Pro-X V2は座り心地の良さに特化してあるモデルといえますね。

足つき性

Pro-X V2の足つき性

足つき性について注意する部分があります。

  • 13cm仕様クッションの厚み
  • シート座面形状がシート先端に向かって高くなっている
  • 奥行きのある座面

上記は着座時の快適性を向上させるもの。

僕の身長は164cmと比較的小柄です。

シートの厚みもあり座面の先端がやや高いため、太ももが若干持ち上がった感じになります。

Pro-X V2の足が床に届いていない

足先が床にしっかりついていないと体重をお尻と足だけで支えることになり、疲労や腰痛の原因に。

フットレストを使用している

私はフットレスト置くことで快適に使用しています。

AKRacing Pro-X V2問わず、ゲーミングチェア購入前は各モデルに実際に座って着座感、足つき性の確認を強くオススメします。


寝心地

Pro-X V2のリクライニング

リクライニング角度は180°を実現。

なにが言いたいかっていうと、『普通に寝れるゲーミングチェア』なんです。←ここが大事

リクライニング機能がついているゲーミングチェアはたくさんありますが、180°倒せてしっかり寝れるゲーミングチェアはあまりないんですよ。

ゲームや作業中に疲れを感じたら、リクライニングしてゆっくり休みましょう。


耐久性

Pro-X V2 QUALITY/AKRacing

耐久性については正式な試験機関でのテストで折り紙付き。

  • 張地にしようしているPUレザーは、高温多湿環境下での耐久性試験で5年相当の使用でも表皮に劣化の発生なし
  • 座面・背もたれ耐久性試験 50,000回
  • クッション部繰り返し衝撃試験 8,000回
  • クッション性のへたり試験 4,000回

毎日しっかり意識して壊すように使ったとしても壊れ無さそう。。

購入してから3年ほど経ちました。

座面の表皮にシワがあるものの、PUレザーの剥がれだったり破れは今のところありません。

なにより、クッションが購入当時と同じようにしっかり反発してくれるのが嬉しいです。

耐久性については、これからも長期レビューしていきます。

正直、安い買い物じゃないので、少しでも長く使えるのはありがたいです。

まとめ

AKRacing Pro-X V2をしっかり使ってレビューしました。

僕は長い間、自宅でのワークやゲーム中に腰の痛みや頭痛、足のしびれなど腰痛もち特有の症状に悩まされてきました。

AKRacing Pro-X V2を使用し始めてからは着座時の疲れが少し改善しています。

AKRacing Pro-X V2のメリット

  • ふかふかで座り心地のよい座面
  • 大き目のランバーサポート
  • 細かい調整が可能な4Dアジャスタブルアームレスト
  • あぐらも余裕な座面の広さ

とても気に入っている点が、座面が広いのであぐらをかいたりしてゆったり過ごせる点。

作業やゲームの間に少しリクライニングしてチェアの上でリラックスした姿勢が取りやすいです。

足つき性は低身長に私にとっては意外でした。

これは私がきちんと店舗などで実物に座って確認していなかったのが原因です。

とはいえ、足つき性に関してはデスクの高さ調整やフットレストを使えばカバー可能なので、いろいろ座ってみて自分に合うゲーミングチェアを探すのも楽しみのひとつ。

座っている時間について、日本人の平均は1日5時間とも言われます。

時間の質を高めるためにもAKRacing Pro-X V2はおススメできるゲーミングチェアです。

座り心地とデザインが気に入ったのか、最近は息子とネコに使われてしまっています。。

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もくじ