こんにちは!
りくぴいです。@rikupii_gadget
今回のレビューはZENDURE SuperTank S4。
充電容量は19,200mAh。

モバイルバッテリーの容量まとめ。
- 持ち運びに最適なサイズの5,000mAh
 - 容量とサイズの好バランスな10,000mAh
 - 圧倒的な容量で安心感のある20,000mAh
 
14インチMacBook Pro(10コアCPU)の充電までカバーできるモバイルバッテリーは、26,000mAhクラスが主戦場になっています。
26,000mAhのモバイルバッテリーは、サイズも大きくなりがちで、500g超えてしまうモデルもあるなど、持ち運びに優れているとは言い難いのが現状です。
ZENDURE SuperTank S4の特長は、バッテリーの容量を19,200mAhとすることで、iPhone12と同等のコンパクトなサイズと377gの軽さを実現。
PD3.0対応による最大出力100Wに対応しており、MacBook Pro(10コアCPU)もしっかり充電できるのがポイント。
MacBook純正充電器の出力。
- MacBook Air・・・ 30W
 - MacBook Pro(8コアCPU)・・・61W・67W
 - MacBook Pro(10コアCPU)・・・96W
 
3つの出力ポートで3台同時充電も可能になっています。
19,200mAhの大容量ながら、モバイルバッテリー本体の充電時間は1.5時間(65W充電器使用時)という圧倒的な早さで機動力も高いため、忙しいときもスキマ時間でスマートに充電可能。
12,800円の価格はやや高いものの、MacBook Proなど消費電力の高いノートパソコンを、どこにいてもすばやく充電したい人にはオススメのモバイルバッテリーといえます。
今回はZENDURE SuperTank S4を長期間使用した私が、使ってみてのメリット・デメリットを多くの写真とともにお伝えしますので、参考にしていただけると幸いです。
| メリット | デメリット | 
|---|---|
| コンパクトなサイズ 軽量!377g 100W出力 おしゃれなデザイン バッテリー残量表示  | USB-C端子が一つ 価格の高さ  | 
ゼンデュア・ジャパン株式会社
この記事はゼンデュア・ジャパン株式会社様より商品を貸与いただき、作成しています。
ZENDURE SuperTank S4の特長
100W出力でノートPCの充電も安心

ZENDURE SuperTank S4はPD100W出力をそなえています。
ノートパソコンの充電もモバイルバッテリーからすばやく充電できるため、外出先でコンセントを探す手間がなく使い勝手も良好。

本体側面のバッテリー残量を示す表示があるため、常にバッテリー残量が把握できます。
デバイスを接続して出力を計測

各パターンでの充電出力を実際に計測してみました。
MacBook Airの充電出力計測

MacBook Airへの充電出力を計測してみました。
USB-C端子での実測値で63.2W。
MacBook Airへの充電出力は最大65Wですので最大限をキープできています。
iPhone12充電出力計測

iPhone12をUSB-C端子で計測します。
実測値は18W。
MacBook AirとiPhone同時充電出力を計測(USB-C・USB-A 18Wポート使用時)
| MacBook Air 46.2W | iPhone12 9.3W | 
![]()  | ![]()  | 
MacBook AirとiPhone12の2台同時充電を計測。
合計出力は55.5Wでした。
MacBook Air・iPhone12・Nintendo Switchの3台同時充電出力計測
| MacBook Air 46.2W  | ![]()  | 
| iPhone12 5W  | ![]()  | 
| Nintendo Switch 2.4W  | ![]()  | 
合計出力は53.6Wでした。
ポートが3つあることで、普段持ち歩くデバイスの同時充電が可能になっており、使い勝手も上々。
3台同時充電時のUSB-A出力はやや低いものの、デバイスのバッテリー残量により出力の自動配分を行っており常に変動していました。
GalaxyスマートフォンはPPSに対応
Galaxy では最大33Wの急速充電に対応しています。
PPS(Programmable Power Supply)とは
- スマートフォン電力供給時の出力電圧と電流を20mV・50mA刻みに最適化し、発熱を抑えてムダなく最短時間で充電できる機能
 
PPS対応機種
- Galaxy S20シリーズ以降
 - Galaxy Note10シリーズ以降
 - Galaxy Z Fold2
 - Galaxy A52 5G
 - Galaxy Tab S7シリーズ
 
19,200 mAh の大容量

ZENDURE SuperTank S4の容量は19,200mAhで、スマートフォン5回~7回分の充電が可能(機種により異なります)。
機種別バッテリー容量
| iPhone 8 Plus | 2,691mAh | 
| iPhone X | 2,716mAh | 
| iPhone 11 Pro Max | 3,969mAh | 
| iPhone 12 Pro Max | 3,687mAh | 
| iPhone 13 Pro Max | 4,352mAh | 
| Galaxy S20 | 4,000mAh | 
| Galaxy S21 | 4,800mAh | 
| Galaxy S22 Ultra | 5,000mAh | 
| Galaxy Z Fold4 | 4,400mAh | 
| Galaxy Note10 | 3,500mAh | 
| Galaxy Note10+ | 4,300mAh | 
| Galaxy A53 5G | 5,000mAh | 
5,000mAh・10,000mAhモバイルバッテリーと異なる点は、圧倒的な容量によりデバイスを複数回にわたって充電できる点です。
カバンの中に入れておくと普段の生活はもちろん、災害時にデバイスの予備充電池として使えるので安心ですね。
ZENDURE SuperTank S4の実容量を計測

Phone12の充電を繰り返し行い、ZENDURE SuperTank S4の実容量を検証しました。
モバイルバッテリーで実際に使用できる容量は6、7割です。

| 充電 回数  | 積算充電容量 (mAh)  | バッテリー 残量  | 
| 1回目 | 2,815 | 100%→77% | 
| 2回目 | 5,630 | 77%→57% | 
| 3回目 | 8,445 | 57%→35% | 
| 4回目 | 11,260 | 35%→9% | 
iPhone12は4回の充電を行えて、モバイルバッテリー本体の残量表示は9%を示していました。
検証結果から、ZENDURE SuperTank S4の実際に使える容量は11,260mAh+αと、およそ7割はキープできていることから、モバイルバッテリーの性能的には信頼できるものといえます。
MacBook Airの充電回数を計測

ZENDURE SuperTank S4からの充電で、MacBook Airのバッテリー残量0の状態からどこまで充電できるか検証しました。

ZENDURE SuperTank S4の満充電状態からMacBook Airに充電に充電すると、1時間27分で89%まで充電可能。
MacBook Air0.8~0.9回分の充電回数は確保しているといえます。
本体への充電は1.5時間

大容量モバイルバッテリーの問題として、本体への充電時間の長さがあげられます。
20,000mAh容量のモバイルバッテリー本体の充電時間
- 出力10w以上充電器 約10~11時間
 - PD対応の急速充電器 約2~6.5時間
 
ZENDURE SuperTank S4は本体への充電入力をPD65Wに対応させており、65W出力のUSB充電器を使用すれば、1.5時間という圧倒的な充電速度でモバイルバッテリー本体の満充電が可能。

モバイルバッテリーの充電量0の状態から何分で満充電できるか計測してみました。

グラフからもわかる通り、バッテリー残量の上昇が非常に早いです。
90%超えたあたりから満充電までは充電スピードが緩やかになっていきますが、60分で84%充電可能。
ちょっとしたスキマ時間に充電できるため、非常に効率的だといえます。

ZENDURE SuperTank S4はパススルー充電にも対応。
モバイルバッテリー本体の充電をしながらデバイスの充電も可能なので、使い勝手もよいです。

パススルー充電時のiPhone12の充電出力は8.1Wでした。
コンパクトで持ち運びがラクラク

ZENDURE SuperTank S4の本体サイズは142 × 82mm。
iPhone12とほぼ同じサイズで、重量は377gと缶ジュース同等の軽さに仕上がっています。

厚みは26.8mm。
カバンに入れてしまうとまったく気にならないレベルで、持ち歩きやすさと大容量のバランスが非常に高いです。
おしゃれで質感の高いデザイン

本体デザインはZENDUREのアイデンティティのリブ加工が施されており、非常に質感が高いのがポイント。
モバイルバッテリー然としない、おしゃれなスーツケースのような佇まい。
実用性の高い【質実剛健】なデザインのモバイルバッテリーが多いなか、ZENDURE SuperTank S4は、リブ加工によってモバイルバッテリーのデザイン・質感を高めているのが特長。

カラーラインナップはブラック1色のみの展開。
表面のメタリック塗装によって光の当たり方や見る角度によってさまざまな表情を見せてくれるうえ、指紋などが目立ちにくいなど実用性も兼ね備えています。
ゼンデュア・ジャパン株式会社(Zendure Japan Co.,Ltd 本社:東京都渋谷区 代表:小原祐樹)は充電器の分野でグローバルで成長を続ける米国ZENDUREブランドのモバイルバッテリーSuperTank ProおよびSuperWave(6月頃の日本国内発売予定)がiF DESIGN AWARDのプロダクト部門にて受賞したことを発表します。
iF DESIGN AWARDは、ドイツ・ハノーファーを拠点とするデザイン振興のための国際的な組織インダストリー・フォーラム・デザイン・ハノーファー(iF)が1953年から主催し、毎年全世界の工業製品等を対象に優れたデザインを選定する世界で最も権威あるデザイン賞の一つと言われています。
【ZENDURE】世界で最も権威あるデザイン賞の一つ iF DESIGN AWARDを2製品で受賞 | NEWSCAST
他モデルになりますが、ZENDURE商品はデザインにおいて世界的に高い評価を得ており、モバイルバッテリーにもデザインを求める人にもZENDURE SuperTank S4はオススメといえます。
デメリットはUSB-C端子が一つ

ZENDURE SuperTank S4で気になったポイントとしては、USB-C端子が一つしかないこと。
同時充電時・パススルー充電時はUSB-C端子を使用するため、デバイスの充電に使える残りのポートはUSB-Aのみ。
iPhoneの充電ケーブルにもUSB-C – Lightning ケーブルが同梱されています。
USB-Aポートは充電出力が18W・12Wと実用性には問題ありませんが、充電するデバイスの組み合わせによってはUSB-Aケーブルが必要になる場合があります。
使用する前に手持ちの充電ケーブルを確認すると安心ですね。
スペック
| モデル名 | SuperTank S4 | 
| 型番 | ZDSTS4 | 
| 容量 | 19,200mAh | 
| サイズ | 142 × 82 × 26.8 mm | 
| 重量 | 377g | 
| カラー | ブラック | 
| 入力 | USB-C 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3.25A,(最大65W)  | 
| 出力 | USB-C(1) 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A, 20V/5A, (最大100W) USB-A(2) 5V/2.4A (最大12W) USB-C + (USB-A1 + USB-A2) : 100W+18W (合計最大118W)  | 
| 出力(PPS) | 3.3V-11.0V/5.0A | 
| PD充電 | ○ | 
| 3台同時充電 | ○ | 
| 価格 | 12,800円 | 
サイズ
| 正面 | サイド 1 | 
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| サイド 2 | ポート面 | 
![]()  | ![]()  | 
サイズは142 × 82 × 26.8 mm。

重量は実測で384gでした。
付属品

- 取扱説明書
 - USB-C/USB-Cケーブル
 - ZENDUREステッカー
 
比較
| 商品 | 容量 | ポート | 価格/評価 | サイズ | 重量 | PD充電 | 同時充電 | パススルー充電 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
【ZENDURE】SuperTank S4![]()  | 19,200mAh | USB-C (入力65W)(出力100W) USB-A 1(出力18W) USB-A 2 (出力12W)  | 12,800円 | 142 × 82 × 26.8 mm | 377g | ○ | 3台 | ○ | 
| Zendure Supertank | 26,800mAh | USB-C1(入力100W)(入力100W) USB-C2(出力100W) USB-A1 (出力18W) USB-A1 (出力15W) 合計出力100W  | 17,800円/ 評価4.4  | 119 x73 x45mm | 528g | ○ | 4台 | ○ | 
| Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W) | 24,000mAh | USB-C1 (入力30W)(出力65W) USB-A (出力22.5W)  | 11,490円/ 評価4.6  | 160 x 85 x 26.5mm | 500g | ○ | 2台 | ○ | 
さらに容量を求めるのであれば、Zendure Supertank・Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W)が選択肢にはいりますが、重量500gを超えてしまうデメリットもあります。
ZENDURE SuperTank S4は19,200mAhという絶妙な容量によって、コンパクトなサイズかつ377gの缶ジュースと同等の軽さを実現。
どこへでも気軽に持ち運べて、パワフルな充電もしたい人には【ZENDURE】 SuperTank S4がオススメです。
品質・保証
安全性については、航空会社でパイロットが機内で使用するためのモバイルバッテリーとして採用されるなど、安全性に対しても評価が高いです。
iPhone12の充電検証で述べた通り、19,200mAhの容量に対して11,260mAh+αという7割の充電容量をしっかり確保しており、モバイルバッテリーの信頼性もGood。
保証は24か月保証が適用されています。
保証を適用するために必要なもの。
- 製品を購入したとわかる購入証明(領収書・納品書など)
 - 製品同梱の24か月保証書
 
上記2点が必要になるので、捨てずに保管しておきましょう。
まとめ
今回はZENDURE SuperTank S4をレビューしました。
100W出力・65W入力のハイパフォーマンスな性能を持ちつつも、それを感じさせない質感の高いおしゃれデザイン。
使ってみての印象は【ちょうどよいモンスター】

ZENDURE SuperTank S4の容量は19,200mAh。
ノートパソコンをフル充電すると考えれば容量がやや少ないと感じるものの、65W充電器で1.5時間ほどで満充電できるため、非常にテンポよく使えます。
ちょっとした空き時間にもすばやく充電してくれますので、容量の少なさよりも充電時間のはやさによるメリットの方が上回る印象でしたね。
なによりもiPhone12と同サイズで377gの重量はカバン入れても邪魔にならないため、普段使いにおいて使い勝手がとてもよかったです。
ZENDURE SuperTank S4を購入するメリット
ノートパソコンを快適に充電可能な20,000mAh未満のモバイルバッテリーは、ライバル不在で唯一無二の存在になっています。
ノートパソコンもパワフルに充電したいし、人と被りたくないコンパクトでおしゃれなモバイルバッテリーを求める人には、ZENDURE SuperTank S4がオススメといえるでしょう!

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